GUNDAM FIESTA SINGAPORE 2009

【 イベント概観 】

コンテストイベント以外での出張というのは珍しいケースなのだが
昨年シンガポール販社が置かれ、
香港でお世話になっていた岩田さん、韓国で偽BAKUCとして名を馳せていた大山さんが赴任され
ガンプラメインのイベントを行う…
ということになれば、そこはやはり微力を尽くしたいところではありますよ

【 GUNDAM FIESTA SINGAPORE 2009 】
期 間2009年9月2日〜14日(滞在期間は9/11〜14)
場 所Compass Point Shopping Centre



イベントが行われたコンパスポイントSCは
シンガポール北東部のMRTセンカン駅周辺に広がるマンション群の中にあるショッピングセンターで
今回市内中心部の商業施設ではなく郊外の住宅地でイベントを開催した意図は
子供を含むファミリー層をターゲットとしてガンダム商材に触れてもらいたいというコンセプトに拠る

場内概観


ショッピングセンター内の吹き抜けのある催事スペースで行われたイベントということで
見る、買う、参加するというイベント要素を盛り込みコンパクトながら効率的なスペース活用で実施された

ショッピングセンターというロケーションから通りすがりの人も多く足を向け
吹き抜けということで上階からもイベント全景を見下ろすことが出来る

【 展示エリア 】
【 ステージ 】
【 物販・キャラバンエリア 】
1/12ガンダムとザクが立つゲートをくぐるとガンプラメインの展示が行われているゾーンに入る
簡素ながら場内に設置されたステージではMCのおにいさんが立ち来場者へ盛んにアピールを行っていた
ガンプラ体験コーナーということで海外のイベントではいつも併設されるキャラバンコーナーでは
時間を区切って入れ替わりながら多くの子供達が参加していた


【 展示エリア 】


今回のイベントのキービジュアルとしてSDを含む各種ガンプラを配した大看板が来場者を迎える

場内ステージを背にする位置で通路に向かい睥睨するダブルオー
ここはやはり多くの人が記念写真を撮っているランドマークとも言える存在だったりする

受付ではスタッフのおねいさんたちが来場者を迎えてくれる

そして1/12ガンダム、ザクが立つ展示エリアのゲートへ
ここもまた記念写真撮影ポイントだったりする

ゲートをくぐってすぐのところにはガンダム30周年ということで作品年表があり
その脇には"お台場ガンダム"の紹介が行われている
モニターではCSで放送されたメイキングが流されていた

来年はガンプラ30周年になる訳だが、ガンプラの移り変わりを
歴代78ガンダムとザクの完成品を並べその変化でガンプラの歴史を表現している

歴代ガンダムが角柱に納められた一画は作品のポスターパネルと
MGを中心とした1/100モデルが並べられている

国内ではそれほどではないが、東南アジア圏ではSEED関連は今も人気が高く
"VS ASTRAY"は注目度の高いコンテンツとして展示の前で足をとめる来場者も多い


ダブルオーはシンガポールでは未だ放映されていないが最新の映像タイトルということで認知も高く
ガンダムファンの期待も大きい
展示ではBAKUCグランドチャンピオン経験者のモデラー氏がダブルオーのMSを使った作例2点を出品
ディオラマ的な仕上げはモデラー氏の作風でもあるが、MS個々の作り込みも申し分無く
非常に完成度の高い作品に仕上がっている

シンガポールでも人気の高い三国伝は目立つ赤を基調としたコーナーになっているが
完成品関係のサンプルそのものが小さいため
立像を配したり、ディオラマでの展示を行ったりと苦労のあとが偲ばれる

MGシリーズでは近日発売のガンタンクを加えたV作戦3体をメインに据えての展示
併せて1年戦争モノの完成品が厚めに飾られている

MGに続きHGUCでの展開も始まるガンダムユニコーンは独立したコーナーとして展示
成形品が出ているクシャトリアの他に試作状態のユニコーン2形態も展示された
カトキデザインということで東南アジア圏でも期待度はかなり高い

BAKUCコーナーでは過去のBAKUCファイナルへ出品された作品や
カワグチ製作のサンプルなどが飾られている
Masked BAKUCこと謎の覆面モデラーも実際に作る奴なので作品の展示でアピールに余念が無い

展示エリア内にはBHC(BANDAI HOBBY CENTER)のコーナーもあり
"ガンプラが出来るまで"がサンプルを交えて展示され、BHCの概要も簡単に紹介されている


展示の主体はガンプラということになるのだが
キャンディ事業部、コレクター事業部等のガンダム関連商材も展示されている


模型サークル(コミュニティ?)によるガンダムダブルオー大型ディオラマ
トランザムモードのガンダムを取り囲むモビルスーツ群
個々のMSはそれぞれ丁寧に作られていて、現物をじっくり見ていると製作者の個性が伺えて面白い

アクリルケースに収められた大型ディオラマだが
規定サイズに合わせ4分割しそれぞれに製作したものを持ち込み構成しているとのこと
MSの作り込みに比べややあっさり気味なのがちょぴっと惜しい気もする


部隊兵をふんだんに用いた三国伝大型ディオラマ
面積の広さに対し地形による高低差を使って華やかな三国伝合戦のシーンを上手く表現してあるディスプレイ
個々の武将のキャラクターをしっかり見せることで
散漫になりがちな大型ディオラマにいくつもの見せ場を設け全体のまとまりを高めている
SDの場合ポーズが付けにくいので、ともすると並んでいるだけに見えてしまうのだが
馬、象、柵といったアクセントにより物語性をしっかりと表現している


【 物販エリア 】


通常商品はもちろん、イベント限定商品の販売も行われ
続々と「SOLD OUT」のシールが貼られていた
せっかくイベントに来たのだから・・・というお祭り気分も作用して
物販エリアでは期待値を遥かに超える売り上げがあったとか

限定品や低価格帯の商品はもちろん動いていたのだが
PG、MGといった高額商品がかなりの勢いで買われていた
中には小学生くらいの女の子が買ってもらったMGのユニコーンとシナンジュを抱えている姿を目にした
スタッフさんに「彼女、買ってもらったのはいいけど作れないよ」と聞くと
「父親が作ってくれるから大丈夫だ」とのこと
ん〜、ホントに大丈夫なんだろうか???

カワグチ名人のお仕事

【 ガンプラQ&A 】

今回はガンプラ・コンテスト・イベントという訳ではないので
カワグチの仕事は模型教室等を含む来場者さんたちとのコミュニケーションを図り
ガンダム・ガンプラへの興味関心を深めてもらう、というのが主旨だったりする

会場入りして最初のお仕事は
「カワグチとは何者?」という素朴な疑問へのお答えも含めた"ガンプラQ&A"

MCのおにいさんに進行をお任せし
質問してもらった人には粗品進呈という"モノ釣り"的な形ではあるが
様々な質問にお答えさせていただいた


【 FG早組み大会 】

香港では何度かやらせていただいている"ガンプラ早組みバトル"
今回のイベントでは2日間のイベント参加の間に2回のバトルを行った
お題となるキットはFGガンダムキュリオス
パーツは少ないのだが早組みということを前提にすると
左右のある腕・脚、細かい顔のシールなどは案外難物だったりする
今までは「普段じっくり作り込む系なので早組みは・・・」などという
負けた時のエクスキューズを振り撒きながら早組みに臨んでいたのだが
「とりあえずガチでやってください・・・」というスタッフ氏からの依頼を受け
微妙にプレッシャーを感じつつも2戦2勝ということで何とか面目は保った

1回あたり4人のチャレンジャーと机を囲んだが
やはり皆シール貼りに苦戦していたようで、2戦目はカワグチのみシールを貼って仕上げる
というハンデキャップマッチとなった(1回同じキット組んでるしね・・・)


【 キャラバンエリアで模型指南 】


会期中「ガンプラ、はじめまして」という来場者さんがキャラバンスペースでプラモ体験をしていた訳だが
数人の指導員が参加者の間を回りながら適宜アドバイスを行う
今回は指導員さん達自身がプラモ趣味者だったということで、アドバイスもかなり的確だった様子

キャラバンエリアでのガンプラ指南は計3回実施
上3枚の画像は少年コミック誌"CoCo"の読者応募で参加してもらった人達を相手としたもので
基本的には通常のキャラバン同様にガンプラ体験会的な内容

事前募集で参加してもらったシンガポールモデラーに作品や、製作途中のものを持参してもらい
評価、質問への回答を行うというガンプラ指南を2回行った

パチ組み+αの作品からしっかりとプランを立てて製作中のものまで各人各様であったが
もうちょっとこうすれば・・・的なアドバイスを場合によっては実際に作業・手順を見せながらさせてもらった
模型教室用に工具関係を持参していたのは幸いであったよ
参加者は子供から大人まで様々ではあったが男性ばかりではなく女性の参加者もあり
右画像のおねいさんは結構ガチで作る人のようで持参したエールストライクもパチ組みではない
受けた質問も余白が目立たないシール・デカールを貼り込みの方法とか
エアブラシ、スプレー、ビン塗料の使用感の違いというような内容だったりする


【 模型教室(ステージ) 】

今回のお教室は会期中3回実施
事前の打合せでは
"基本的な組立てに関して"、"ワンポイント塗装で完成品をグレードアップ"、"飾り方、ディオラマ製作アドバイス"
と、3回別個の内容で行って欲しいということだった

約1時間の持ち時間中1/3はテーマに沿った実演を、2/3を質問を受けて実演で応える方式で行ったが
実演の様子を写真で撮っている人、メモしている子など結構真剣に聞いてくれていた様子

さすがに「ディオラマを作る」ということになると時間的にも地面を作るだけで終了・・・
ということになりそうだったので振り的には「妄想力」を絡めた話として
汚し、ダメージといった演出の方向で実演を行った

テーブルの周囲に人垣が出来る状態で手元の細かい作業を集まった皆に見てもらうのは無理な話なので
実演中は手元をビデオカメラで追ってもらい
後ろの方の人には大型モニターに写し出された画像で理解してもらうような形で行った

実演時のサンプルはその都度回して現物を見てもらったが
そのままお持ち帰り・・・などという不調法な輩はおらず、3回の模型教室は無事終了


【 サインなど・・・ 】

イベント告知の際にカワグチの事も触れていただいていたようで
場内を見ている時なども多くの方からお声を掛けていただき
記念写真、サインのご依頼に可能な限りお応えさせていただいた

当初スケジュールには無かったのだがサイン会なども行うことになり多くの方が並んでくださった
実にありがたい限りではありますよ

GUNDAM IMAGE GIRLS

多くの海外ガンダム・ガンプライベントで花を添えてくれるのが「GUNDAM IMAGE GIRL」のおねいさんたち
イベント自体は2週間弱の長丁場ということでおねいさんたちもローテーションで参加されているようなのだが
カワグチ滞在中にお会いしたおねいさんは4名だった

【9/12のおねいさんず】


【9/13のおねいさんず】


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