中華三昧 in SHANGHAI

今回の上海行での食事は、朝こそホテルのバイキングだったが昼夜は全て中華料理
それはそれで珍しいのだが、一部例外を除き何でも美味しくいただいてしまう俺的には全食中華でも全然オケー
むしろその国のいろいろな味を楽しめるというのは純粋にウェルカムだったりする


采蝶軒・天湖花園
〜 ZEN CENTRAL 〜

建物外観
【 采蝶軒・天湖花園 外観 】

広東料理店として改まった宴席に使われるという天湖花園
由緒ただしげな外観を持つ建物は古き上海の高級店といった印象を受ける

前菜 スープ
【 前菜いろいろ 】
【 スープ 】
改まった宴席という雰囲気に若干気後れして前菜個々の写真を撮る勢いが最初はつかなかった・・・orz
いわゆる中華定番前菜と言うところだが、ついついお茶がすすんでしまう

スープに入っているのはネギのような野菜
比較的あっさりとした味わいで、さぁ、これからガッツリいただきましょうという気分にさせてくれる

北京拷鴨 開いてみる
【 北京ダック 】

こちらの店では北京ダックは取り分けた状態でやってくる
包餅でくるまれ更に山盛りにされた状態でやってくるとちょぴっと有り難味が薄れるような気もしないではないが
美味しければどういう形で出てきてもヨロシイ
包まれた包餅を開いてみるとキュウリ、ネギといった薬味とともにアヒル様が甜麺醤を纏い控えていらっしゃった

海鮮と野菜の炒め物 炒飯 野菜の煮物
【 海鮮と野菜の炒め物 】
【 炒飯 】
【 野菜の煮物 】
出てきた時は大皿の中で混然一体となっていたが、彩り良く取り分けられた状態はなかなか美しい
海鮮も野菜もそれぞれの食感がしっかりと残っていて素材の旨みをいただく感もある

海鮮の旨みが滲みこんだ炒飯は雑炊のような旨みが感じられ、ついお代わりをいただきたくなる

雰囲気は白菜のクリーム煮といった感じの野菜の煮物
これまた野菜のシャキシャキ感を残しながらもスープが滲みこんでいて( ゚д゚)ウマー

杏林春満堂 頂きましょう
【 豚挽き肉のレタス包み 】

レタスを片手に挽肉をスプーンで盛りレタスを巻いてかぶりつくのだが
日本人好みの味はつい白いご飯が欲しくなる

飲み物デザート 揚げ物デザート
【 飲み物系デザート 】
【 揚げ物系デザート 】
宴席の最後はデザートで締められるが、ここでは飲み物系のデザートが各人に配された
生姜のような風味のお汁粉風の温かい飲み物でなかなか美味い

揚げ物系デザートは以前香港のダニエルファイトの時にもいただいたことがある
あの時は蜜が別皿で自分でお好みの量をつけて食べたが、ここのは既に全体に蜜がかかっていた
それでも然程甘過ぎるという感じではなかった


新 九 龍 塘( 昼食 )

海哲頭 蓮糖醸糯米
【 くらげの冷菜 】
【 蓮根のもち米詰め甘煮 】
くらげの冷菜というと白っぽいものしか見たことはなかったが、こんなのもあるんだのぅ
八角の風味が強く、いかにも中華前菜という感じではある

見たところ蓮根の赤酢漬けとでもいう感じで、食べる前は酸味を想像していたのだが全く逆
同席していた人も同様に感じていたのだろう、口に入れた瞬間に戸惑うような表情を浮かべる人もいた
俺的には結構好きかもしれない

蟹の器がいかにも 蟹粉豆腐
【 蟹豆腐 】

蟹味噌と豆腐を煮込んだもので蟹の形の器で出てくるところがいかにもな感じ
最初は麻婆豆腐のような味をイメージしていたが、そんなに辛味は無い
蟹味噌風味の豆腐というそのまんまな味ではあった

黒椒牛柳 魚香茄子
【 中華風焼肉 】
【 茄子の中華煮込み 】
スペアリブのような焼肉のような・・・めちゃめちゃ熱いが黒胡椒が効いていて美味しい中華風焼肉
多分広東料理の"黒椒牛柳"という料理に近いものだと思う

茄子の中華煮込みもコッテリとした味付けでよろしい
麻婆茄子と言っても良いのかもしれない
でも、そう言ってしまうと一気にお手軽中華になってしまうようで・・・ちょっと嫌かも

青菜の炒め物 鳥スープ
【 青菜の炒め物 】
【 鳥スープ 】
青菜の炒め物ということですぐにイメージするのは空芯菜の炒め物なのだが、これは空芯菜ではない
青菜もいろいろ、味付けもいろいろ
"青菜の炒め物"などとひと括りで称してしまうのは申し訳ないが・・・もちょっと勉強します

丸ごと1匹の鳥をキヌガサ茸、クコの実なんかと煮込んだスープは濃厚な味わい
鳥スープというのは普通に出てくる中華メニューではあるが、やはり店によって味わいは異なる
ここのは然程くどいものではなく食事の最後にいただくぶんには程良い加減ではあった


Toys & Wonder社との会食

建物外観
【 いざ! 】

会食ということでT&W社のエライ人がとっておきの店を用意しておいてくれたのだろう
建物の外観からして既に強そうである
周りはあまり照明も無く、車に乗せられ連れて来られたために街中なのか郊外なのかもわからないが
雰囲気的には住宅街の中にある隠れ家的なレストランといった風合いではある

田鰻の前菜 豆腐と筍の煮込み
【 田鰻の前菜 】
【 豆腐と筍の煮込み 】
まずは前菜から
上海料理では田鰻はよく使われる食材であるとのこと
生きた姿を見たことが無いのでよく判らないがドジョウみたいなものなんだろうか???
煮込まれた田鰻は骨も一緒に食べてよし

ハチノスか?と思ってみていると同席していた方が豆腐だと教えてくれた
口にしてみると豆腐と言うよりは湯葉のような感じ
やっぱりどう見ても、どうたべても豆腐のようには思えないんだがなぁ・・・

小魚の南蛮漬け風 家郷咸鶏 蟹肉の寒天よせ
【 小魚の南蛮漬け風 】
【 ゆで鳥の冷製 】
【 蟹肉の寒天よせ 】
魚の種類はわからないが、酸っぱくない南蛮漬けという感じで揚げた魚を漬け込んだもの
これもマルッと骨までいけてしまいます

前菜定番の"家郷咸鶏"は、さぁ、中華食うぞ!という気分を高めてくれる
結構骨が多いのだが、それもまた味わいというところだろう

"蟹肉の寒天よせ"は、にこごりほど味がしっかり付いているわけではなく
比較的淡白な味わいなのでこれは専用のタレをかけていただく

北京拷鴨 中を見てみる
【 北京ダック 】

昨晩いただいた北京ダックは包餅に包んでいただくタイプだったが
こちらでは中国ナンにはさんでいただくタイプ
ふんわりとした中国ナンがダックの油と甜麺醤を吸ってこれはこれで美味い

清蒸石斑 豚肉団子スープ 白菜の煮込み
【 ガルーパの蒸し物 】
【 豚肉団子スープ 】
【 白菜の煮込み 】
おもてなし料理の代名詞"清蒸石斑"
頭の部分を主賓に配すという食習慣については以前のレポでも記したことがあるが、やはり醤油ベースの汁( ゚д゚)ウマー

肉団子スープと書くと有り難味が一気に無くなるのだが
直径7〜8cmもあろうかという肉団子はもはやハンバーグの域
金華火腿を使ったスープにも肉団子から肉汁が溶け込み、これぞ濃厚という味わい

白菜の煮込みにも金華火腿が使われていて、白菜にスープが滲み込み
白菜を食しているのかスープを味わっているのか一瞬判らなくなってしまいそうな一品ではある

青椒牛肉絲 芝士龍蝦 小龍包
【 牛肉細切り炒め 】
【 ロブスターのチーズがけ 】
【 小龍包 】
素直にチンジャオロースーと書けばいいのだが(以下略

中華でチーズというのに違和感を感じる人もいるかもしれない
オイラも以前はそうだったのだが、前に香港で死ぬほど美味い"芝士龍蝦"を食べさせてくれるという店に
バンダイ香港のエライ人に連れて行ってもらって以来、違和感なんかその辺のドブに捨ててしまえ
という気分で"芝士龍蝦"に向き合うようになった
機会があればこれは是非一度賞味していただきたい中華ではある

そろそろ宴たけなわではございますが・・・というタイミングで出てきた小龍包
アルコールへの欲求は既におさまり、皆中国茶をすすっているタイミングで来るというのは
特に狙った訳でもなかろうが実にいいタイミングだった
飲茶を楽しむまったり空気感で宴席は締めくくられた

建物外観
【 ばねぞうと岩田くん 】

昨年香港のダニエル社を退職したと聞いていたバネット君が先ごろ復職したらしい
なんだ、おまいも出戻りかぁ・・・と軽口を叩きながら互いに再会を祝したのだが
現在はToys & Wonder社のアシストということで中国本土でのガンプラ販売に関わっているという
これからも折に触れ一緒に仕事する機会もあるんだろうなぁ・・・ちょっと嬉しいかも


鷺 鷺 酒 家( 昼食 )

表彰式を前に会場近くで昼食をいただく
T&W社、バンダイ上海スタッフ、ダニエル社のバネットくん、バンダイ香港の岩田くん、ホビー事業部のエライ人
審査員で来てもらった香港モデラー梁氏らとともにテーブルを囲む

おしぼり 糖醋排骨 清炒蝦仁
【 中国風おしぼり 】
【 揚げスペアリブの黒酢煮込み 】
【 剥きエビの塩炒め 】
上海滞在中、どのレストランに行っても写真のような袋がテーブルに置かれていた
袋を開けると不織布製のおしぼりが入っている
各店それぞれに発注しているのであろう、袋には店名が記されている

前菜にしておくにはいささかもったいなくも思える
しっかりとした一品料理としての存在感を持ったスペアリブ
見た感じかなりコッテリな印象を受けるが・・・実際コッテリ

プリプリの剥きエビはやっぱり( ゚д゚)ウマー
スペアリブがコッテリ・シッカリなだけにシンプルな海老の旨みが感じられてなかなか良い

おしぼり 水煮牛肉 沙茶牛肉
【 豚軟骨の煮込み 】
【 牛肉の唐辛子煮込み 】
【 牛肉ときのこ沙茶醤炒め 】
とろみのあるスープの表面に顔を出しているのが豚の軟骨
食感はグミのようで少しモッチリとした感じ
味は薄味で濃い味の中華料理に慣れた舌にはちょっとパンチが弱く感じられる

牛肉を山椒と唐辛子で煮込んだ四川料理の"水煮牛肉"は確かに辛い
不用意に口に含むと熱さと辛さが気管に入り込みむせてしまうが、辛いもの探検隊的には美味しい辛さは大歓迎
辛いもの苦手な人は避けて通った方が良さそうだ

沙茶醤というのはあまり馴染みのない調味料だが、中華バーベキューソースということらしい
調べてみると干し海老とカレイをベースに大蒜、エシャロット、唐辛子なんかの香味野菜を加えて作られた台湾産のピリ辛ソースなんだそうだ
四川料理なんかでも使われる調味料らしく、それとは知らずに今までも口にしていたかもしれない

炒麺 ピータンと青菜の炒め物 焼乳鴿
【 炒麺 】
【 ピータンと青菜の炒め物 】
【 鳩のロースト 】
細麺、太麺、幅広麺等々、中華麺には山ほど種類がある
ここで出てきた炒麺は、味付けはいわゆる炒麺なのだが、コシが強い細めのパスタのような印象を受ける見た目ではある

正直なところ個人的にはピータンはあまり得意分野ではないのだが
こんな感じで出てくるとあまり抵抗なくいただけてしまう
そういう意味では昔は台湾パセリなどという呼び方をして
絶対食べたくなかった香菜も気が付くと全く平気になってしまったことを思うと
平気でピータンが食べられるようになる時が来るのかも知れんなぁ

見た目の生々しさに引いてしまう人も少なくないと聞く"焼乳鴿"
まぁ、確かに原形が容易に想像できてしまうだけに苦手な人は徹底してダメなんだろうが、食べると美味しいと思うぞ
骨が多くて食べるところは少ない気もするが鶏とは違った味わいは俺的には全然オケー

蒸しヒラメ 中華チヂミ 野菜と中華餅の炒め物
【 蒸しヒラメ 】
【 中華チヂミ 】
【 野菜と中華餅の炒め物 】
かなり油っこそうにみえる蒸しヒラメ
薬味としてネギが載せられているが、香菜に比べるとやはりクセは無い
白身魚の淡白さもあって見た目ほどにはしつこくない

これも正式名称は判らないが、表面にびっしり敷き詰められたゴマの下には韓国のチヂミのような粉モノがある
食べた感じも中華チヂミという感じではある

最初は貝柱か?とも思えたが、食べてみると中華餅(ネンコー)だった
日本の餅というよりは白玉とか韓国のトックなんかに近い食感かなぁ・・・

小龍包 鳥スープ
【 小龍包 】
【 鳥スープ 】
こちらの小龍包は皮がやや厚めな感じでモッチリした食感があった
好みは分かれるかもしれないが、俺的には皮は薄めの方がいいかなぁ・・・
しかし、皮が薄めだと冷めるのが早いのに対し、皮が厚いと小龍包のポイントの一つである熱々が持続するというメリットもある
小龍包はやっぱりたこ焼きみたいにハフハフ言いながら食べるのがいいよなぁ

上海滞在中にどれくらい鳥スープを飲んだのだろう?
ほとんど毎食いただいていたような錯覚を覚える
それでも飽きることは無いから不思議だ
日本食の味噌汁のような位置づけなのかなぁ・・・

さぁ、この後表彰式です
【 さぁ、この後は表彰式です 】

昼食と思えぬ品数としっかりした中華料理を堪能した後は表彰式です
写真は左からカワグチ老師、ホビー事業部のエライ人山崎氏、T&W社のエライ人Lingang氏
ちなみにこの3人の中で一番若い人はリンガンさんらしい・・・ホントカ?


ガンダム世紀展覧2005 INDEXへ戻るイベントレポ2005INDEXへ戻る各種イベントへ戻るトップへ戻る

別館トップへ戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送